■中森明菜と近藤真彦も

 異色対決に沸く会場を、さらに盛り上げるのは紅組3番手、森高千里(52)。膝上30センチの超ミニスカ衣装から美脚を覗かせ、南沙織のヒット曲をカバーした『17歳』で観客を魅了する。

 熊本出身の森高の拍手は、同じ九州でも福岡出身の井上陽水(73)。『少年時代』を美声で聴かせた。

「目玉不足の今年の『紅白』も、井上陽水さんあたりが出演すれば話題になるんですが……」と語るのは、芸能レポーターの城下尊之氏である。

 陽水は舞台に残り、中森明菜(56)が歌う『飾りじゃないのよ涙は』の演奏を行う。この曲は、彼が明菜に提供した曲なのだ。

 NHKも話題作りに余念がない。対戦するのは熱愛報道のお相手、近藤真彦(57)。曲は『愚か者』だ。

「明菜とマッチは実際に、3度も『紅白』で対決しています。1984年には紅組司会の故・森光子さんが“マッチの中身は?”と際どい質問を浴びせ、明菜が苦笑する場面も。最後の対決は88年。その翌年の大晦日に、『紅白』の裏で例の金屏風会見があったんです」(女性誌編集者)

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