■小林幸子も登場して

 ニュースを挟んで後半戦。総合司会の杉浦友紀アナ(38)は、有働由美子も着用した黒いべアドレスにお色直しをして登場だ。

 夜はしっとり、昭和の名曲対決が続く。小柳ルミ子(69)が『瀬戸の花嫁』を歌うと、『シクラメンのかほり』を歌う布施明(73)の隣で、同曲を作った小椋佳がギターを爪弾いた。

 続いては実力派の2人。ちあきなおみ(74)が『喝采』で観客を酔わせれば、森進一(74)は『おふくろさん』で聞く人の涙を誘った。

「『おふくろさん』を聞くと、亡き母を思い出す」(68歳・無職・愛知県)

 都はるみ(73)、吉幾三(69)、八代亜紀(71)ら、演歌対決の締めは、海の男・鳥羽一郎(69)の『兄弟船』。漁師にふんしたSMАPのメンバーが大漁旗を振って盛り上げる。

 いよいよ紅白もクライマックス。小林幸子(68)の登場だ。衣装テーマは「大宇宙の女王」で、空中に浮遊する幸子の漆黒の巨大な衣装に、LEDライトで銀河系を表現。ドローンを改造した無数のUFOが飛び交っている。

 12月8日に日本の民間人初となる宇宙旅行へ出発した前澤友作氏も、国際宇宙ステーションからの中継で、応援コメントを寄せる。

 対する白組はもちろん美川憲一(75)。宮殿のシャンデリアのような衣装で『さそり座の女』を歌う。

「豪華衣装は歌手の自腹。出費は大きいですが、その後、自分の公演などで“紅白の衣装”として披露すれば、喜ばれるメリットがあります」(城下氏)

 会場が沸くと、今度は石川さゆり( 63 )が艶やかな和服で、大みそかの定番『津軽海峡・冬景色』を熱唱。

 白組は演歌の大御所・五木ひろし(73)が代表曲『よこはま・たそがれ』を円熟味たっぷりに歌う。昨年で紅白50回目の出演となった五木は、今年は出場なし。

「前人未踏の51回出演記録を達成してほしかった」(67歳・無職・宮崎県)との声も多く寄せられた。

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