昭和の時代には、お色気歌謡の系譜がある。その元祖と言えるのが辺見マリ(65)だ。1970年(昭和45年)、『経験』が注目を集めた。「喘いでいるかのような歌い方に、指のアクションがセクシーでしたね」(前出のプロモーター) 西郷輝彦と結婚して引退するも、離婚後に復帰。一糸まとわぬ姿を発表するなどした。「近年、テレビのバラエティ番組で、ある時期、“拝み屋”なる人物に洗脳され、多額の金銭を騙し取られたと、過去を告白しました。写真集のギャラも、そこにつぎ込まれたとか」(前出のスポーツ紙記者)
『恋の奴隷』(69年)の奥村チヨ(69)は、小悪魔的な容姿と官能的な歌唱でオトコたちを虜に。「夫はヒット曲多数の大物作曲家、浜圭介氏なので、暮らしはリッチでしょう。時々、テレビにも出演し、最近はアンチエイジングな美容法が話題になっています」(芸能プロ関係者) こんなエピソードも。「辺見も奥村も当時、紅白に出場しましたが、それぞれの大ヒットは放送NGで、他の曲を歌いました。ある意味、お色気でNHKを“カタくさせた”のです」(ミゾロギ氏)
今も変わらぬプロポーションで歌手活動を続ける山本リンダ(65)が72年にヒットさせた『どうにもとまらない』、翌年の『狙いうち』は、セクシー歌謡の金字塔。「スタイル抜群の彼女が腰を振りながら大胆に歌う。こちらも、どうにもとまらなかった(笑)」(芸能記者) 『狙いうち』は野球の応援歌として定番化。今も高校野球の試合では、頻繁に聴くことができる。
『絹の靴下』(73年)の夏木マリ(64)も忘れられない。細身で大きなバスト。お世話になった男、多数……!? 「その後は、女優活動と平行してアーティスティックな音楽活動を展開。今年は華原朋美、土屋アンナらと女性コーラスグループを結成など精力的です」(前出の音楽ライター)