大人の実力派歌手に脱皮したアイドルたちもいる。現在はキルト作家として活動中の山口百恵(57)は、その代表格。特に『秋桜』(77年)、『いい日旅立ち』(78年)は、心に残る名曲として愛され続けている。

 岩崎宏美(57)はアイドルとしてデビュー7年目の82年に『聖母たちのララバイ』で、本格ヴォーカリストとして評価を高めた。「現在もさまざまな形で音楽活動を展開中で、ザ・ピーナッツのトリビュートアルバムにも参加。私生活では、7年前に10歳年下の舞台俳優と再婚しました」(前出のスポーツ紙記者)

 高田みづえ(56)は、アイドルとしての低迷期を経て80年に『私はピアノ』で再ブレイクした。その5年後に人気力士の若島津(現・二所ノ関親方)と結婚し、引退。「今は相撲部屋のおかみさんとして、忙しい毎日を過ごしています。ただ、最近は時々、テレビに出演するようになりました」(前同)

 また、それまで「ブリっ子」と揶揄されていた松田聖子(54)は82年に『赤いスイートピー』で評価を一変させ、女性ファンを多くつかんだ。「当時からのファンが今も多数おり、コンサート、ディナーショーは盛況。昨年末は紅白の大トリを務めるなど、今後もその地位は盤石でしょう」(同)

 82年デビューの中森明菜(51)は2曲目の『少女A』でトップアイドルになった。前出の小松氏いわく、「当時の10代には、横浜銀蝿、『積木くずし』『なめんなよ』とツッパリ文化の土壌があった。そこに彼女は見事にハマりました」 そこから、『ミ・アモーレ』(85年)、『DESIRE-情熱-』(86年)とレコード大賞を連続受賞するまでになる。その後は波乱の人生を送った彼女だが、最近、明るいニュースがあった。「年末のディナーショー開催を正式発表しました。ファンの前に姿を見せるのは、7年ぶりのことです」(前出の芸能プロ関係者) 来年でデビュー35周年。本格復帰に期待しよう!

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5