●表情

 表情もだんだんと豊かになってきて、泣き方にバリエーションが出てくる。よく泣く子、あまりぐずらない子など、赤ちゃんの個性も現れてくる。生後6週を迎える頃になると、微笑みを浮かべることも。

●声

 声が少し出るようになり、パパやママが語りかけると「アー」「ウー」と反応することもある。

■生後1か月の赤ちゃんの生活リズム

 身長や体重が増え、体の動きも活発になってくる生後1か月の赤ちゃん。どのような生活リズムになるのかを説明する。

●授乳間隔

 生まれたての赤ちゃんは、まだ母乳やミルクをうまく飲めなかったり、一度に飲める量が少なく頻回授乳になったりするが、生後1か月になると口周りの筋肉も発達してきて、上手な吸い方ができるようになり、また一度の授乳で飲める量も増加するため、新生児期と比べ授乳間隔が開くようになる。

<完全母乳の場合>

 この時期の授乳間隔は個人差が大きく、まだまだ頻回授乳が必要な赤ちゃんもいる。1回の授乳時間は左右それぞれ5~10分ほどが目安で、それ以上欲しがった場合も20分以上の授乳は負担がかかってしまうので、一旦中断して様子を見るとよい。

<完全ミルクの場合>

 ミルクは母乳よりもカロリーが高く、完全ミルクの場合、飲ませ過ぎには要注意である。授乳間隔は必ず3時間以上あけること、規定量を超えた分量を与えないよう、気をつける。

<母乳とミルクの混合育児の場合>

 混合育児も、やはりミルクのカロリーが高いことは気に留めておきたい。先に母乳をあげ、足りない分をミルクで補う場合は、与えすぎに注意する。ミルクのみをあげるときは、3時間以上間隔をあけ、分量を守るように。また、混合育児の場合、赤ちゃんがミルクだけを飲んで母乳を嫌がる「乳頭混乱」に陥る可能性があるため注意が必要。予防策として、ミルクをスプーンであげる方法もある。

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