●睡眠

 生後1か月の赤ちゃんの1日の睡眠時間は、14~17時間ほど。1日20時間ほど寝ている新生児期の赤ちゃんに比べて、3~6時間ほど起きている時間が増える。

 とはいうものの、生後1か月の段階では、赤ちゃんの体内時計はまだ整っていないし、昼夜の区別もままならないため、昼夜逆転になったり、あるいは夕方に黄昏泣きをすることもある。赤ちゃんの体内時計が整いはじめるのは生後3~4か月頃で、しっかり定まってくるのは生後5~6か月頃。。それまでパパやママは体力的にも大変だが、赤ちゃんが起きているときはしっかり相手をしてあげることが望ましい。

 また、赤ちゃんの機嫌が悪く、ぐずってなかなか寝ない場合は、部屋の中が赤ちゃんにとって快適な温度になっているか、厚着になっていないか、おむつが濡れていないか、お腹が空いていないかなど、赤ちゃんの眠りを妨げている要因がないかをチェックしよう。

●お風呂

 1か月健診で特に問題が見つからなければ、赤ちゃんは沐浴を卒業して「お風呂デビュー」ができる。

 お湯の温度は、38~40度に。大人にとってはややぬるめの温度ともいえるが、赤ちゃんはまだあまり体温調節機能が発達していないので、これ以上熱いお湯は望ましくない。赤ちゃんの体が冷えないよう、あらかじめ浴室内をシャワーのお湯で温めておくとよい。

 沐浴のときと同様、あらかじめ、前開きの肌着とおむつをセッティングしておく。こうすることで、お風呂タイムを終えた赤ちゃんにすぐに肌着とおむつを着せてあげることができる。

 パパとママ、ママとおばあちゃんなど、大人が2人いるときは役割分担をするとよい。1人が赤ちゃんとお風呂に入って洗い、もう1人が赤ちゃんを受け取り着替えやスキンケアをおこなうといった具合のチームプレイを行えば、お風呂タイムがスムーズになる。

 大人が1人しかおらず、赤ちゃんと2人だけでお風呂タイムを過ごす場合は、お風呂用のベビーチェアに赤ちゃんを待機させ、先に大人が洗い、それから赤ちゃんを洗えばスムーズに。赤ちゃんを抱いて洗うため、ベビーソープは、ポンプ式で泡タイプの製品が操作しやすく使いやすい。

●散歩(外気浴)

 1か月健診を無事にクリアした後は、積極的に赤ちゃんの外気浴を行いたい。外の新鮮な空気に触れることによって赤ちゃんは刺激を受け、心身の成長にもつながるし、赤ちゃんもパパやママもリフレッシュすることができる。ただし、いくつか留意点もある。

・天候の良い日におこない、できれば午前中が好ましい。

・雨や雪の日、風が強い日など、天候の悪い日は控える。

・最初は、5分程度の短時間でおこない、徐々に慣らしていくとよい。

・最初は、ベランダや中庭に出てみるだけでもよい。

・赤ちゃんの機嫌がよいタイミングを狙っておこなうとよい。

・パパやママの体調や気分が優れず気が進まない日は、無理におこなわなくてもよい。

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