■まとめ

 北半球で1年のうち太陽が最も低い位置に来て、夜の時が最も長く、日照時間が最も短くなる「冬至」の日。「死に一番近い日」や「太陽の死」という意味を持つといわれると、何だかネガティブなイメージを持ってしまいたくなるが、冬至は「一陽来復」(いちようらいふく)の日ともされており、これは“悪いことが続いた後に、ようやく物事がよい方向に向かう、幸福に向かう”という意味である。

 かつては「冬至の日の天気が晴れていれば、来年は豊作が期待できる」や「冬至の日に雪が降れば豊作」というポジティブな捉え方をされることもあったという。

 クリスマスや大晦日、そして新年を控えて息つく間もなくバタバタと過ごしてしまいがちだが、12月21日や12月22日の冬至の日は骨休みとしてゆっくり柚子湯に浸かったり、かぼちゃ料理や小豆粥にゆっくり味わうなど、のんびり過ごし、身体を休めてみてもいいかもしれない。

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