●転勤のデメリット

「まず、赴任先の住む家探しが大変だった。限られた時間で、赴任先へ2回ほど物件探しに。引っ越し会社の手配はもちろん、これまで住んでいた土地でのあいさつ回り、引越し先でへのあいさつ回りと、ヘトヘトに。引っ越し後はすぐに仕事が始まり、ペースをつかむのに苦労した」(29歳/男性/製造業)

「一緒にくるのか、単身赴任なのかで離婚話に発展。別れて暮らすことで落ち着くも、子どもが受験の年頃なので、妻と何かとモメがち」(43歳/男性/サービス業)

「新幹線で1時間程度の距離なので安心していたが、転勤して3か月で、彼女に新しい彼氏が……。“寂しい”と言われて破局した。別れた今は、ペットを飼って気を紛らわせている」(33歳/男性/建設業)

「慣れない土地での生活により、ストレスと疲れで体調不良に。病院へ行きたくてもどこにあるか分からず、つらい状況の中、ネットで調べて何とか受診できた。土地勘も頼れる友人もいないため、緊急事態が恐ろしい」(54歳/男性/運輸業)

「転勤が多い会社のため、またいつ飛ばされるか分からない。賃貸ではなく、持ち家が欲しいのだが、身動きが取れない」(40歳/男性/建設業)

■まとめ

 仕事関係の人から「転勤のごあいさつ」のメールやはがきをもらうこともある。極力、連絡をくれたことと、これまでお世話になったお礼、今後の活躍を祈る旨を返信しよう。ふと、「これが自分の立場だったら……」と考えると、他人ごとではない。転勤は、人生設計に大きな影響を及ぼす一大イベント。転勤の有無、処遇、社員の希望を聞いてもらえるかどうかなどは、企業ごとの規定によって異なる。会社に入った時点で、よくチェックしておきたい。

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