■台本にないこともぶっこみ
4月13日の放送では、番組コメンテーターから「芸能人がマスク会食を積極的にしていき、マスク会食がスタイリッシュに見えたら、国民も実践するようになるのではないか」という提案があった。このとき、谷原はマスクをつけたり、外したりといった動きを華麗に行いスタジオの笑いを誘った。
また、「夜のニュースではマスクをして放送する番組もある」と、テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト(WBS)』を匂わす発言をするなど、台本にはないアドリブを入れているだろう場面もあった。
「『とくダネ!』時代、小倉智昭さん(73)は終始着席して番組は進行していました。それは小倉さんの年齢もあって仕方がなかったのでしょう。ただ、今、朝の情報番組を見てみると、ほとんどの番組でMCが立ったまま、大きなボードをめくったりして進行します。『めざまし8』では、谷原さんも永島アナもずっと立ったまま番組は進行するので、『とくダネ!』と比べても、それだけで新鮮に、活動的に映りますね。
また、9時台のエンタメやトレンド情報でも、かつてMCを務めていた『王様のブランチ』(TBS系)での経験が活きているのでしょう。谷原さんはしっかりと情報を伝えたり補足したり、リアクションをしたりと、見ていて気持ちがいい。
課題は、番組のテンポがやや悪いところでしょうか。谷原さんがこの時間帯の番組を仕切ってことにもまだ違和感があります。しかし、まだ番組は始まったばかり。見る方も良い意味で慣れてきますし、番組内容も、徐々に改善されていくのではないでしょうか」(前出のテレビ誌ライター)