■スッキリ加藤は谷原&川島の“いいとこどり”

 放送作家は話す。

「加藤さんの表情には、はっきりと喜怒哀楽があるんですよね。深刻なニュースのときには眉間にシワを寄せたり、8時台のニュースを取り扱う時間帯には専門家に話を聞く、というスタンスで、自分の意見を言うことはほとんどありません。

 ところが、打って変わって9時台のエンタメコーナーに切り替わると、自分の意見を積極的に言ったり、ボケてみせたり、ツッコんだりと、“芸人・加藤浩次”の顔を見せるんです」

 4月14日の放送で「トランポリンが流行っている」というトピックを取り上げ、運動音痴の岩田絵里奈アナ(25)がトランポリンに挑戦。岩田アナがトランポリンで飛び跳ねてダンクシュートに挑むという場面では、「全然できてねーじゃん」、「みんな帰りたいだけだろ」と厳しい突っ込みを入れる場面があった。

「9時台からは加藤さんのボケやツッコみが冴えわたり、バラエティ番組として『スッキリ』を見ることができるんです。つまり『スッキリ』には“ジキルとハイド”ではないですが、2つの顔を持った加藤さんがいるということ。

『めざまし8』の谷原さんは爽やかでかっこよくニュースを伝えます。『ラヴィット!』の川島さんは芸人として面白いことを言ったり、振ったりする。『スッキリ』の加藤さんは、そんな2人の“いいとこどり”のハイブリッドな存在と言えそうです。ニュースも知りたくて、バラエティも好きな若い層が『スッキリ』を選ぶというのは納得ですよね。13歳から49歳のコア層の個人視聴率では、『スッキリ』が圧勝しています」(前同)

 前出の制作会社関係者はこう話す。

「現在、シニア層はノーストレスで一番完成度の高い『モーニングショー』を、若い層は『スッキリ』を見るということです。この2つの番組の視聴率がいいというのは当然とも言えます。

 さらに言えば、若い視聴者を取り込みたいという『めざまし8』と『ラヴィット!』の最大の壁は、『スッキリ』ということになるでしょうね」

 新たにスタートした『めざまし8』と『ラヴィット!』。特色はまったく違うが、『モーニングショー』と『スッキリ』という2強に追いつくことはできるのだろうか――?

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