■夜の麒麟・川島のイメージのまま……
民放キー局ディレクターは話す。
「川島さんはそつなくＭＣをこなしています。ただ、番組の内容に厳しいものがある。４月１４日の放送ではインスタントラーメンのランキングのあとに、レトルトカレーの特集が組まれていたんです。インスタントラーメンとレトルトカレーというのは非常に似たカテゴリで、それが続くと視聴者も食傷するのは間違いない。
また、４月１３日の放送では無印良品のファッション着回しコーデをやっていましたが、番組開始から５０分近くそれが続き、“何パターンの着回しをやるんだ……”と思った人も少なくないのでは。
経費を削減するためコーナーを減らしているのかもしれませんね。また、撮影に協力してもらっている企業側への配慮もあるのでしょうが、１つ１つのコーナーが長すぎて、まったくスピード感がない。川島さんは上手に進行していますが、スピード感、テンポの良さが重要視される今のテレビで、現在の番組構成では視聴者に飽きられる気がします。もちろん取り上げるネタの面も再考も必要なんでしょうね」
ＭＣの川島にも改善点があるのかもしれない。
「川島さんにはやはり“夜のバラエティの人”というイメージが強い。朝の情報番組であるはずの『ラヴィット！』でも、今までのイメージの川島さんのままで出演しているように見えてしまいます。
一方、『スッキリ』の加藤浩次さん（５１）は同番組のＭＣに抜擢されるまで、『めちゃ×２イケてるッ！』（フジテレビ系）の破天荒なイメージが強かった。しかし、『スッキリ』にはパリッとしたスーツ姿で出演し、髪型もオールバックにするなど、朝の情報番組のＭＣをやるにあたって、しっかりイメージチェンジを図ったんです。
『ラヴィット！』の川島さんは、髪型も服装も夜のバラエティの川島さんのイメージとさほど変わっていない印象がします。スタイリストやヘアメイクがついているので自分主導ではないのでしょうが、特に髪型面など、夜との切り替え、見た目の改善をしてみるのもいいのではないでしょうか」（前同）
