●徒競走

 徒競走で走る距離は各学校で異なるが、低学年(1〜2年)は50メートル、中学年(3〜4年)は80メートル、高学年(5〜6年)は100メートルというケースが多い。走る順番および組み合わせは、身長順、タイム順、くじ引きなど、これも学校あるいは学年ごとで方針が分かれている。かつては同学年・男女別で行うことが多かったが、近年は同学年・男女混合で行うケースが増えてきている。また中には、徒競走に「順位」をつけない方針の学校もあるが、「児童たちの競争意欲や向上心を失うのでは」「いきすぎた平等主義だ」と批判される向きが強い。

●障害物競走

 平均台やフラフープなどの「障害物」をクリアしながらゴールを目指す。「借り物競争」や「パン食い競争」は、現代ではあまり行われていない。

●応援合戦

 高学年の児童が主体となって、各チームごとに応援歌を歌ったり、かけ声、「三三七拍子」などの拍手を合わせたりする。応援歌には、そのとき流行しているアイドルの曲やアニメソングの「替え歌」が用いられることもあり、その場合「替え歌」の歌詞は児童が作成することが多い。

●リレー

 1~6年生それぞれの学年ごとに行われることもあれば、低学年、中学年、高学年に分かれて行われることもある。大規模な小学校では、各チームの中でタイムの早い児童が選ばれてリレーに参加することが多く、小規模な小学校では、児童全員が参加することが多い。

●玉入れ

 低学年の児童で行われることが多く、個人ではなくチーム全員で力を合わせることができる。

●綱引き

 1~6年生それぞれの学年ごとに行われることもあれば、低学年、中学年、高学年に分かれて行われることもある。玉入れ同様、チーム全員で力を合わせる種目である。

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