絶えずオン/オフが融解しアイドルのパーソナリティが消費されていく怖さだけを抽出するならば、アイドルという存在をどこまでもシニカルに捉えることに終始してしまう。

 けれども、送り手からオフィシャルに供給されたこのMVを単に誇らしいものと位置付けてしまえば、アイドルをとりまく構造やメディア環境を、疑うことなく肯定してしまいかねない。このMVをすぐさま明快に位置づけようとするのでなく、少々の心地悪さを持て余しながら問い返すことはおそらく無益ではない。

 

乃木坂46「個人PVという実験場」

あわせて読む:
・夏目三久「自分の魅力と才能を使って注目を浴びたい」タイプの今年結婚はピッタリ【美女の運勢占います!】
・芳根京子「SNSがラーメンだらけ」女優が辿り着いた理想のシンプルラーメン「AFURI」
・秋元康に直談判でチーム公演を実現!SKE48“グループの支柱”だった高柳明音が卒業コンサートを開催
・白間美瑠「NMB48最後の1期生」の卒業がもたらすグループの変化とは?【アイドルセンター論】
・水湊みおが号泣!#ババババンビ“やりなおし”デビューワンマンライブレポート【4/4】【画像15枚】

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4